小夜里

高齢猫まあちゃんの日記

チョコ捕獲~3回目の挑戦~②

玄関の外に出ると、チョコだけが戻って来ていた。

階段の踊り場にいたので、チョコの大好きなおやつとカリカリを少量入れ捕獲器の一番先端に置き急いで部屋の中に戻った。

部屋の中からチョコを見ると何かを感じたのか階段の踊り場に行ってしまった。

 

窓から覗いているのがわかるとチョコは入らないんだと思い、部屋の灯りを消し玄関の灯りのみで様子を見ることにした。

こうすると部屋の中は外からはあまり見えないようで、チョコを確認してゆっくりと捕獲器に入った。

しかし、後ろ足は入り口にあり、まだ奥までは入っていないことがわかった。

これでは扉に挟まれてしまうかもと思い待つことにした。

するとゆっくりと進んでいったので、逃げ足が早いチョコだった為

一気に紐を切った。

それと同時に扉が降りた。

 

「がしゃん」!

早朝に響きわたった。

チョコは捕獲器の中でクルクル回っていた。

 

「チョコ大丈夫だよ。ごめんね」と言いながら急いでタオルケットで捕獲器をくるんだ。

チョコは鳴く事も無く静かになっていた。

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捕獲直後のチョコ

 

捕獲器を玄関の中に入れるとマルが走り寄り上に乗り臭いを嗅ぎまくっていた。

そして、うちの酔っぱらいおじさんが「チョコは捕まったの?」

と言ってきた。

「うん」と言った途端に「えーなんでチョコ捕まっちゃったんだよ!あーチョコが~あーチョコが~捕まっちゃったよ!」と騒ぎだし、その後は興奮状態のマルと一緒に叫びながら朝の3時過ぎに走り回りだした。

 

もし、チョコが騒ぎ出したらと思い念の為、近所迷惑にならないように家の中にいれたのに、中に居る者が騒いでいたら意味がない。

 

しかし暫くは続き、気がつくと酔っぱらいおじさんと共にマルも寝落ちしていた。

 

病院へ行く時間になり、タクシーを呼んでチョコを連れ病院に行った。

先生に前回同様にお願いし夕方の引き取りまで自宅に戻った。

 

夕方になり、病院に引き取りに行っていいか電話した。

「あ~もう大丈夫ですよ」との事で引き取りに向かった。

 

病院に着き話を聞くと「この子はオスで、1歳半で体重は3、5キロだよ。」

と教えてくれた。

 

去勢代8000円、ワクチン、ノミ代合わせて13000円を支払い、

申請書類と写真と領収書を受け取りタクシーを呼び帰宅した

 

家に連れて帰りタオルケットをとると中で固まっていた。

「チョコごめんね。今出すからね。またご飯食べにくるんだよ。車に気を付けて怪我しないように。変な人には近づいちゃだめだよ。」

と伝えておかないとと思うことをとにかく全部伝えた。

 

チョコはキョトンとした顔で私を見つめていた。

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手術を終え戻って来たチョコ

捕獲器を立てて扉を開けようとしたが、どんどん上に上がって来るチョコ。

なんとか開けないとチョコが出られない。

 

仕方なくチョコを下に振り落としやっと扉を開けたが、チョコはかなり興奮状態のため「おーおー大丈夫だから」と良いながら下に奥と勢い良く飛び出し階段をかけ降りて行った。

 

その後、やはり暫くは戻って来なかったが、一昨日からやっとチョコが餌を食べに来ていた。

 

とても元気そうで安心した。

これで、また毎日あえると思うと本当にれしかった。

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戻って来たチョコ

今回の捕獲は、3回目だったが1歳半の子ということもあり、動きも素早く捕獲出来るのか心配だった。

猫好きなので、猫に嫌われるのは本当に辛い。

 

捕獲はこれでおしまいにしたいと思う今日この頃だった。

 

 

マルとまあちゃんの動物病院

動物病院選びの難しさ。

今朝のまあちゃんは、元気そうだったが長い咳をまたしていた。

前と変わらずの感じで、また薬を飲ませるのもどうなのかと悩んでいた。

しかし、咳が出て眠れなくなるのも可哀想だったので病院で相談することにした。

それと同時にマルが耳がちぎれるんじゃないかと思うほど掻いている。

 

ちょっと前に今まで通っていた先生にも診てもらいにいっていたが、

「あ~耳の中も綺麗だし大丈夫」と言われていた。

なので、私なりに耳の中を拭いてみたりしてあげていたが、

耳掃除は今までしていなかった。

 

なので、また同じ病院に連れていっても変わらずではマルも痒みは治まらないだろう。

そう思い、今回はまあちゃんの捕獲した時にお世話になり薬も出してくれている病院に行くことにした。

 

マルは初めて受診する病院だ。

 

私一人ならば自転車で行けるが、マルと一緒となるとキャリーのリュックにいれ電車と徒歩となる。

ちょっと遠いが、マルは好奇心旺盛なので大丈夫だろう早速準備に取りかかった。

 

マルはリュックに入れる時にお気に入りのブランケットを入れると静かに入ってくれる。

いつものようにマルを入れて他の荷物を持ち出発した。

 

玄関を出るとマルが騒ぎだした。

しかし、暫く歩くとゴソゴソとリュックの中が動くのがわかった。

それはマルがちょっとある小窓ネットから見やすいように自分の身体を移動させていたのである。

「おっマルちゃん興味津々ですね」と

声を掛けたが外に夢中なのだろう。

入っているかもわからないくらい静かになっていた。

 

駅に着き、久しぶりの電車の音に怖がらないか心配だったが、うんともすんとも言わずで心配なんて必要なかった。

 

目的の駅は2駅目。

到着し改札を出て大きい道路を渡り5分ほど歩き病院に到着した。

 

ドアを入ると「こんにちは」と奥さん看護師さんが言ってくれた。

私も挨拶し名前をいうと、「どうしましたか?」と返された。

 

マルとまあちゃんの病状説明をすると、「じゃあ、まあちゃんはこないだと同じ薬を出すね。まるちゃんはこちらへどうぞ」

と診察室に通された。

診察台にマルを乗せ、先生に耳を診てもらった。

「あ~外側が赤いね~」と初めは話していたが、中を綺麗に掃除してから確認すると

「これは乾燥して痒いんだよ~中がカサカサだよ」

と言い耳の内側に軟膏を塗ってくれた。

その後、「この薬を1日回塗れば大丈夫だから、とにかくカサカサだから」と言い出してくれた。

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マルの塗り薬

 

まあちゃんの薬も受け取り、会計していると病院のねこちゃんがやって来て目の前でゴロゴロ転がっていた。

ほんとに可愛い4才のメスねこちゃんだ。

診察室にも猫ちゃんが2匹マルの前にいたので、マルが「シャー」と言わないか心配だった。

しかし、猫達は目を合わさず見ない振りをしている。

「猫達は以外に見ない振りをして回避しているから大丈夫よ」と話していた。

まるは、猫見知りで猫好きなので気になっているのは間違いないが、おりこうさんにしていた。

 

病院から帰宅し、マルをリュックからだすと、テンションが高く走り回っていた。

これなら、また連れていけるなと安心した。

 

しかし、やはり疲れたのか寝ちゃいました。

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ぐったりのマル

 

動物病院を選ぶのは本当に難しい。

保護してから検診などで行く動物病院は決めていた。

情報を調べ、安心して任せる事のできる近所の病院を探していた。

 

いろいろ見てみるが、評価が悪いと書いてある病院がなく掻いている評価を鵜呑みにして良いのか迷った。

なので私は、近所の人が通っている病院に行くことにした。

その方も猫を飼っていて点滴等に通っているらしい。

 

私はマルを譲渡してもらったら必ずマイクロチップを入れる事を決めていた。

もちろん首輪でも良いが、災害時に急激に痩せてしまうと外れてしまう事もある。

と聞いていた。

脱走してしまった時も同様だと思う。

 

病院に行き先生に確認した。

マイクロチップを入れたいのですが、身体に不都合なことはありますか?」と。

先生は、「マイクロチップをいれた子で問題があった子は私の経験では一度も無い。」

その言葉を聞き安心した。

 

早速お願いして検診、血液検査などをしてもらい。

後日結果を聞くことにした。

結果は何事も無く健康評価を頂いた。

ただ、体重がちょっと多いので療養食に変えた方が良いと言われ、サンプルを沢山頂いて帰宅した。

ちゃんとカリカリのサンプルを食べてくれるのか不安もあったが、満腹感サポートというのだけは進んで食べてくれた。

価格が病院で購入すると2リットルで4500円かかる。

しかし、このまま高カロリーの餌をあげ続けると、糖尿病になる可能性もあるそうだ。

なので、健康を考えて満腹感サポートをあげていく事にした。

 

半年が経ち、高齢ということもあり念の為に検診を先生に申し出た。

良く病院のポスターに「高齢になったら半年に一度は検診を受けましょう」とある。

マルは保険も入っていたので、そんなに気にする事もないがしないに越した事はないと思った。

 

しかし、先生からは困惑の表情でこう言われた。

「もちろん、検診を半年毎にするのも良いのだけど、無理にすることはないのですよ」と。

「ん?」私は意味がわからず聞き返した。

「じゃあ、今はまだしない方が良いんですか?」

すると、「しても良いけど、しなくても大丈夫ですよ。した方が良いと言うならしますよ」

一体何なんだろう!しなくてもいいならポスターは貼らないで欲しいと思った。

私は、今日はせっか来たのだから検診して頂く事にした。

 

他に患者さんは居なかった。

先生は起きたてのような様子でお疲れな感じもあり、申し訳ないなと思ったが信頼していた先生でもあったので大丈夫だろうと思った。

 

しかし、今日は全く違った。

検温が終わり、血液検査の針を刺すとなかなか血が採れなかった。

マルはあまりにも痛かったのだろう。鳴き叫んでいた。

こんな事ははじめてだった。

 

いつも無事に鳴く事も無く終わるのに、あまりにマルが可哀想だった。

その時にいろんな思いが込み上げてくる。

 

「病気でもないのに検査させるな!疲れているんだよ!ちょっと痛い思い させれば検診来ないだろう」

と、有りもしない相手の気持ちがどんどん湧いてきた。

 

私は、その瞬間に「もう二度とこの病院には行くのはやめようと決めた。」

それは、この動物病院がマルの健康を願ってはいないんだと思ってしまったからである。

信頼していたのに悲しくて仕方なかった。

 

猫は何をされるかわからない。

少しでも恐怖心を与えないようにして欲しい。

あたりまえだと思うが違うのだろうか。

 

結局、近所の病院を探し始めたが見つからない。

ならば、電車となりちょっと遠いが信頼出来る病院のほうが良かった。

 

これからは、マルと何かあれば通うことになるだろう。

 

家で猫ちゃんを飼っている方々は、どうやって信頼出来る病院を探していますか?

 

会う病院に出会うのは難しいんだなと実感しました。

 

 

マルの里親になる④

家の門から1年かけてやっと出ることが出来たマル。

慣れるまでに時間はかかったが、この先はマルが今まで経験しなかった事が沢山発見、そして見る事ができるだろう。

 

マルがまず最初に散歩する場所は目の前にある山だった。

その山には沢山の猫がいる。

野良猫も飼い猫もいて猫見知りで猫好きのマルには大好きな場所。

マルを見るとおやつをくれたり優しい方も住んでいた。

 

しかし、山にたどり着くには私道を通らなければならなかった。

通りの方には挨拶をして猫好きの方もいたので、しばらくは通る事が出来たが

やはり、通ることを良く思わない方もいたため一夏終えた頃注意されてしまい通れなくなった。

 

猫好きの方は、「最近なぜ通らなくなったの?」と聞いて来る人もいた。

私道を多数の家で共有していたので、仕方ないと理由を話した。

「そんな言う人いるの~」と驚いていたが、嘘つく必要はないので

「はい。やはり知らない人が通るの嫌がる人もいますから」

と理解して頂いた。

 

マルのお気に入りの道だったので残念だが、他の道から山に遠回りして連れて行くことにした。

 

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散歩中のマル

マルはもう9才になったので検診やワクチンも必ずするようにした。

ましてや、山に散歩にいくとなると猫にはあまりないそうだが、フィラリアも心配なので、駆除して予防する薬を毎月必ずするようにした。

 

今現在は散歩コースはかなり広がり、もし迷子になったとしてもちゃんと自宅に戻れる程になっていた。

そして、近所のマルの事を知っている人も増えたので

災害時等の安心になっている。

 

これからも、マルが楽しく過ごせるように尽くせたら嬉しい。

それだけが願いである。

 

チョコ捕獲~3回目の挑戦~①

捕獲日はいつも雨。

2回目の茶々を捕獲してから2ヶ月が過ぎた。

もう、あんな猫に恐怖を与えてしまうような事は2度としないと決めていた。

 

うちに餌を茶々がやっと食べに戻って来た。

なので、今はロンと茶々が食べに来て餌やりをすれば良いと思っていた。

 

平穏に食べに来ていたはずなのに、いつの間にかロンが階段を上がり餌を貰っていることを嗅ぎ付けた猫がいる。

チョコだ!!!

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チョコ

 

以前も書いたが、チョコはロンの食事を妨害している。

かなり若いオス猫なので、他の猫を追いかけて喧嘩にもなりかねない。

 

しかし、今回はオスだしどうしようかと迷った。

メスで妊娠してしまうと、お腹にいる子猫も産まれる前におろしてしまう。

そんな悲劇は私には耐えられない。

なので、メスなら直ぐ避妊手術をするようにと思っていた。

 

だが、今回はオスだ。

どうしようか迷った。

3月は猫の出産ラッシュと聞いている。

なので、オスとは言えやはり安心して餌をあげるなら捕獲してちゃんと去勢しなければダメだと思った。

しかし、また捕獲するのは、、、。

と迷いに迷い決断した。

 

毎回の事だが「今回を最後にしよう。」と念じ病院に手術の予約を入れ区役所にチラシ作成をお願いした。

 

後日区役所に行き、前回と同様に捕獲器を借りに行き出来上がったチラシを80枚受け取り帰宅した。

 

今回のチラシの写真は網戸越しに映したが、チョコは柄がはっきりしていたので大丈夫との事だった。

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今回のチラシ①

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今回のチラシ②

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今回のチラシ裏

前回チラシを作成してもらい配り終えたあとに、困った事が判明した。

 

町内の回覧板に私の連絡先が載っていると知り合いから連絡があった。

 

さすがに個人情報なので今回はチラシに載せないで欲しいと区役所にお願いしたが、チラシには捕獲者の連絡先を載せる決まりになってると断られてしまった。

 

今まで一度もかかって来たことが無かったので、まあいいかと諦めるしかなかった。

 

チラシを少しでも早く配り終えたかった私は

今回、はんぶんに折ってポストに配布することにした。

いろんなポストがあり、ヒラヒラしていると配りにくい事が3回目にしてわかり、

前もって折ってから配布することにしたのだ。

 

80件全て配るのだが、坂の多い町なので毎回ちょっと大変だったが、猫の為と思うと一気に配り終えた。

 

たぶん、散らしを見る人の中にチョコに餌をあげている人も居るはずだ。

捕獲はゴールデンウイーク明けとなる。

 

家のベランダに捕獲器を置き中にペットシーツを敷いて、下部にもペットシーツを巻いた。

 

一度目のまあちゃん捕獲時は、ペットシーツを巻いてしまうとなかなか入らなかったので、今回巻いて入らなければ早めに外してしまおうと思っていた。

 

チョコは朝だけで無く、何回も時間に関係無く来る事もある。

なので、急いで作業して捕獲器を安定する場所に置いた。

夕方になりチョコが来た。

窓に顔をつけて私を呼んでいる。

 

「はい来ましたよ。ご飯お願いします」という感じだった。

 

他の猫達は鳴いて来たことを知らせるが、チョコの鳴き声は聞いたことが無かった。

なので、気がつかないと帰ってしまうので窓を常に確認していた。

 

窓を開け網戸にしていると、マルが来たことを教えてくれるので助かる事もあった。

なので、猫を捕獲するのだがマルと一緒に頑張っていた。

 

捕獲器を置いてしばらく経った頃、扉に紐を取り付けた。

チョコは疑い無く入って食べるようにはなっていたが、後ろに素早く下がってしまうことが多いので、万が一の場合も考えて今回も紐対応に決めた。

 

捕獲器に異常に反応するのでチョコが紐を取り付けた時に警戒しないか不安だった。

案の定、心配していた事となった。

 

風がとにかく強い日が続き、音がカサカサなってしまい

他の猫達も帰ってしまう日もあった。

 

「あ~今回は難しいかな」と気になってはいたが何とか慣れさせる為に

いつもより美味しい餌を仕込んでいた。

 

すると、捕獲予定3日前頃から何事も無かったように、すんなりチョコは入って食べていた。

 

あとは、捕獲当日を待つだけだったが緊張は毎回変わらないので

イメージトレーニングを何度もしていた。

 

そして捕獲当日。

今回は、チョコが何番目の何時に来るかわからない。

ロンが一緒に来てしまうと目の前で捕獲となり、ロンが来なくなり餌場に困ることになることだけは避けたかった。

 

なので、2時に起床し準備を始めた。

 

しかし困った事態となった。

今日、休みで前日から飲んでいた主人が、酔っぱらって起きていた。

最悪だ!

マルと踊っている。

「マル!マル!マル!」と大声で叫んでいる。

そうとなると、外にいる猫達は待っているはずだ。

 

餌の準備、捕獲器にかけるタオルケット、軍手、紐を切るためのハサミ、窓を猫に気がつかれないように開ける。以上の事をしなければ開始出来ない。

それなのに、まだ騒いでいる。

「もう!いい加減にして!」と怒るとマルも主人もションボリと静かになった。

 

私は、急いで準備にかかり心の中で

「どうか、一緒に来ていませんように」と祈りながら玄関を開けた。

すると、そう期待通りには行かない。

 

あ~2匹揃って来ていた。

 

「早く餌お願いします!」と言わんばかりの顔だ。

「あ~部屋で騒いでいたからだ~」と落ち込んだ。

しかし、落ち込んでいる場合じゃ無い。

何とか捕獲する方向に気持ちを切り替えて考えた。

 

チョコは完全に帰してしまうと、いつ来るかわからない。

なので、ロンを今回は帰す事にした。

 

チョコの後ろに居るロンが先に階段の下に降りれば直ぐには上がって来ない。

チョコは中断まで降りた時は直ぐ上がって来ることがあるので、それに望みを託すしかなかった。

 

私は玄関からわざとこばしりに走り、2匹を追いかけた。

慌てた2匹は思った通りに動いてくれた。

ホッと安心して部屋に戻ると野次馬がまだ起きていた。

「成功?成功?」と叫んでいる。

 

「まだ始まってないよ!いい加減静かにしててよ!」と

怒鳴り、餌を持ち玄関に向かった。

 

夜中の2時に大騒ぎ。何やってんだろうな。とも思ったがやるしか無かった。

 

 

 

 

 

 

 

マルがまあちゃんに接近!

家育ち、外育ち、どちらもグルメな猫!

今朝のまあちゃんは、元気にまた鳴いていた。

最近、また咳をすることもあるがあまり薬を飲ませてばかりなのも気になるので、酷くなりそうになったら貰いに行くことに決めた。

しかし、食欲はある。

最近のお気に入りはカリカリなので、ウエットフード残すことが増えた。

同じものだと飽きてしまうかなと、いろんな種類を買い揃えていたがそうでは無いらしい。

 

カリカリは必ず私は試食してからあげるようにしている。

まあちゃんのカリカリはちょっと味が薄い。

マルのカリカリは体重も増えて糖尿病になると困るので療養食にしている。

味はまあちゃんのよりも味がちょっと濃い。

そして香りもしっかり付いている。

なので、ウエットを食べない時はマルのカリカリを夜間少量置くことにしている。

食べすぎてカロリーオーバーになることも配慮して、まあちゃんに満足してもらえると思ったからだ。

案の定、マルのカリカリのほうがまあちゃんも大好きらしい。

出費も増えるが仕方ない。

 

その同じカリカリをマルは最近飽きてきているようで

なかなか食べさせるのが大変である。

 

 誉めると言うことを聞いてくれるので、カリカリを自分から食べに行った時のみ

「偉いね~」と言うと食べるようになった。

 

また、いつ飽きてしまうかわからないが当分は、この手でいこうと思う。

 

朝と優の2回まあちゃんにはご飯をあげるようにしている。

その方がしっかり食べて良く眠れるようだからだ。

 

ただ、おやつタイムのお楽しみがまあちゃんとマルにはある。

 

朝3時から夕方3時までなにもあげないと、まあちゃんが「にゃーにゃー」と鳴いて催促してくる。

最近、鳴けばご飯が出てくることを覚えたようだ。

 

おやつタイムには水分のおやつと猫用のツナをのせて出す。

マルもまあちゃんも香りがするのか大合唱である。

 

マルは、直ぐ近くにいるので準備中の香りがするのはわかるが、

まあちゃんは時間を覚えているようで階段の踊り場で鳴いている。

っこれが、また必死で可愛い。

 

すると、外猫のロンが「はい。また来ましたよ」と窓の外で鳴いている。

猫まみれである。

私には嬉しくてたまらない。

そっけなくいつも寝ている猫達が私を呼んでくれているのだから、、、。

 

急いでマルとロンとまあちゃんにおやつを出した。

その時に必ずすることがある。

 

出す前に指の臭いを嗅いでもらって挨拶をしてから出すようにしている。

出したあとだと猫パンチが飛んで来るので前に必ずするように心かけしている。

 

少しでも慣れてもらわないとマルのように病院には連れていけない。

外猫ロンも、まあちゃんも怪我したり具合が悪くなった時に対応出来るように頑張っているのだが、なかなか気持ちは伝わらないのが現実である。

 

今日は、雨だが猫達には気持ちの良い涼しさのようだ。

マルもまあちゃんも気持ち良さげに寝ている。

それをみると本当に嬉しくなる。

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のんびりのまあちゃん。

 

最近マルがまあちゃんの部屋に行くことが増えたが、今日はまあちゃんがハウスに入っていたせいもあり、マルはかなり積極的だ。

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まあちゃんの部屋にて①

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まあちゃんの部屋にて②

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まあちゃんの部屋にて③


ここまで近づいたのは初めてだ。

力関係はどちらが上かまだわからないが、このまま少しでも仲良くなってくれると嬉しい。

継続して様子をみていこうと思う。
 

まあちゃんの夏に向けて。

今朝のまあちゃんは、雨で寒いせいもあるからかハウスに入りっぱなしだった。

最近のご飯はカリカリが大好きで、ウエットフードを残してしまうことも多かった。

以前は食べ残しは処分していたが、それでは足りないだろうと思い残しているが、飽きたのか昼間まで残ったままの事が増えた。

 

もちろん外猫時代からすれば思いもよらなかった事だが、今はまあちゃんのわがままなのかも知れないと思いちょっと嬉しかった。

 

まあちゃんが未だに入っているキャットハウスは冬用で、まだ寒い日もあるので片付ける事は出来ない。

かまくら型の大きなハウスはもう片付けて閉まったので、最後のひとつをしまってしまうとまあちゃんの唯一の逃げ場所が無くなってしまう。

 

なので、またホームセンターに行き夏用を購入した。

しかし、未だに暑い日も入っている所はみたことが無かった。

 

夏用のひんやりするベットも置いておかないとまあちゃんの部屋にはエアコンが無いので、隣の部屋にあるエアコンから風を送るしか無かった。

それでも日本の夏はどんどん暑くなり、蒸し風呂状態になりかねない。

 

今回も買ってからまあちゃんが使ってくれなければ意味がない。

なので、とりあえずマルが昨年使っていたものを出してみた。

すると、しばらくして見に行くとまあちゃんがベットに寝ていた。

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ひんやりベットに横になっているまあちゃん。

 「あ~よかった!まあちゃん床からベットに寝てくれた!」とホッとした。

これで、何とか夏の熱いときに床では無くベットに寝てくれるだろうと思った。

 

まあちゃんは外に居たときは熱いコンクリートの上で寝ていたので床の方が落ち着くのかも知れない。

しかし、今年からは少しでも体に負担がかからない様に気をつけてあげたいと思う。

 

 

マルの里親になる③

 私は先ずマルに春夏秋冬を感じてもらいたかった。

なので、先ず始めにベランダの外に

出してみた。

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初めて出たベランダのマル

 

季節は2月だったが寒い。

マルは外に今まで少ししか出ていなかったので風邪をひいたら大変だと思い、5分ほどで中に入れた。

 

マルは外に興味はあるものの、自分から出ようとはしないし脱走の意欲は無いようだった。

 

猫なのだから特に外に出す必要は無いが、せっかく産まれて来たのだから外にいる猫や植物、雨や雪、風邪、陽ざし、コンクリートや土の道などあらゆる物を見て感じてほしかった。

 

私はインターネットでハーネスを探して見ることにした。

なかなか猫でハーネスをしてくれる子はいないと聞いていたが、ダメもとでも良いからと探してみた。

すると、あるハーネスを見つけた。

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マルのハーネス

 

一帯にはなっているが、上部と下部を別々に装着するものだった。

上手く着けさせられるかも不安だったが、購入してみた。

 

物もしっかりしていて、説明書も分かりやすかった。

ただ、リードと別売りになっていて価格が合わせて5000円かかった。

 

あまり安い物を購入し、スあルっと抜けてしまっても困るので、このくらいの金額がかかっても仕方ないのかも知れない。

 

早速、説明書を読みマルに臭いを嗅がせてから装着してみた。

初めはちょっと抵抗したが、着け終わると固まっていた。

「マルちゃん大丈夫?」と声をかけるが動かない。

なので、説明書を読み返すと

「着けた直後は動かなくなりますが大丈夫です。」

と、あった。

 

なので、私はマルのお尻をちょんと押してみた。

すると、「にゃ~」と低い声で鳴き玄関の外に出た。

 怖々と外に出ると、臭いを嗅ぎ始めた。

 

頭上を鳥が飛んでいるのを見ると、身を縮めて固まっている。

自分の頭上を飛んでいる経験など今まで無かったのだろう。

 

30分以上かけて、やっと階段の踊り場まで来た。

しかし、大きな音がすると急いで玄関前に戻ってしまう。

階段の下に降りるにはかなり時間がかかるだろうけど、仕方がない。

ちょっとずつ慣れていつか下に降りれると良いなと思った。

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階段の上から見下ろしている。

 

 なるべく時間が空いた時に、外に連れて行くようにした。

 

すると3ヶ月程たった時に階段を降りだした。

一番下までは行けなかったが、何段か少しずつ毎日降りるようになった。

 

半年以上経って、やっと下の庭まで行くことが出来た。

マルはとにかく臭いを嗅ぐ。

何でも嗅ぎまくる。

その真剣な顔がユニークで可笑しかった。

その日から、マルは庭迄は行けるようになった。

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庭の植物の臭いに夢中のマル。

 

門から誰かが入って来たりすると、凄い勢いで逃げてしまう。

なので、ハーネスが抜けてしまわないか心配でたまらなかった。

「そうか、マルは人見知りだったんだ!猫は昔、同居していた猫もいたし大丈夫なのかな?」と勝手に解釈していた。

 

庭内に外猫ちゃんが入ってくる事も勿論ある。

なので、かち合ってしまうとどうなるかはわからなかった。

 

ある日、その外猫ちゃんがマルの前を通ってしまった。

私は緊張してハーネスが外れないようにベルトを止め直した。

すると、驚く行動にマルは出たのである。

 

相手の猫は、かなり大きい。

最近の外猫ちゃんは餌も沢山もらっているようで、マルの2倍もあった。

喧嘩など始まったら確実に家猫のマルが負けるのは、間違いない。

 

なのにマルは、その猫に向かって行きシャーシャーいいだしたのである。

驚きである!

 

すると外猫ちゃんはスーと逃げてしまった。

「マルちゃん女の子なのに強いな~怖く無かったの?」

と話しかけると、どや顔で満足そうな顔をしていた。

きっと、縄張りを守れて満足だったのだろう。

 

そして、家の玄関の門から出る日が来た。

マルが自分から出ていかなければ意味がない。

ここに来るまで一年以上は経っている。

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左右確認!

 

さあ!マルちゃん行きますか!とゆっくり門をあけてみると、

様子を伺いながら低姿勢でそろりそろりと歩き出した。

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さあ!出発だ!