小夜里

高齢猫まあちゃんの日記

マルとまあちゃんの動物病院

動物病院選びの難しさ。

今朝のまあちゃんは、元気そうだったが長い咳をまたしていた。

前と変わらずの感じで、また薬を飲ませるのもどうなのかと悩んでいた。

しかし、咳が出て眠れなくなるのも可哀想だったので病院で相談することにした。

それと同時にマルが耳がちぎれるんじゃないかと思うほど掻いている。

 

ちょっと前に今まで通っていた先生にも診てもらいにいっていたが、

「あ~耳の中も綺麗だし大丈夫」と言われていた。

なので、私なりに耳の中を拭いてみたりしてあげていたが、

耳掃除は今までしていなかった。

 

なので、また同じ病院に連れていっても変わらずではマルも痒みは治まらないだろう。

そう思い、今回はまあちゃんの捕獲した時にお世話になり薬も出してくれている病院に行くことにした。

 

マルは初めて受診する病院だ。

 

私一人ならば自転車で行けるが、マルと一緒となるとキャリーのリュックにいれ電車と徒歩となる。

ちょっと遠いが、マルは好奇心旺盛なので大丈夫だろう早速準備に取りかかった。

 

マルはリュックに入れる時にお気に入りのブランケットを入れると静かに入ってくれる。

いつものようにマルを入れて他の荷物を持ち出発した。

 

玄関を出るとマルが騒ぎだした。

しかし、暫く歩くとゴソゴソとリュックの中が動くのがわかった。

それはマルがちょっとある小窓ネットから見やすいように自分の身体を移動させていたのである。

「おっマルちゃん興味津々ですね」と

声を掛けたが外に夢中なのだろう。

入っているかもわからないくらい静かになっていた。

 

駅に着き、久しぶりの電車の音に怖がらないか心配だったが、うんともすんとも言わずで心配なんて必要なかった。

 

目的の駅は2駅目。

到着し改札を出て大きい道路を渡り5分ほど歩き病院に到着した。

 

ドアを入ると「こんにちは」と奥さん看護師さんが言ってくれた。

私も挨拶し名前をいうと、「どうしましたか?」と返された。

 

マルとまあちゃんの病状説明をすると、「じゃあ、まあちゃんはこないだと同じ薬を出すね。まるちゃんはこちらへどうぞ」

と診察室に通された。

診察台にマルを乗せ、先生に耳を診てもらった。

「あ~外側が赤いね~」と初めは話していたが、中を綺麗に掃除してから確認すると

「これは乾燥して痒いんだよ~中がカサカサだよ」

と言い耳の内側に軟膏を塗ってくれた。

その後、「この薬を1日回塗れば大丈夫だから、とにかくカサカサだから」と言い出してくれた。

f:id:payomaru0223:20200522075738j:plain

マルの塗り薬

 

まあちゃんの薬も受け取り、会計していると病院のねこちゃんがやって来て目の前でゴロゴロ転がっていた。

ほんとに可愛い4才のメスねこちゃんだ。

診察室にも猫ちゃんが2匹マルの前にいたので、マルが「シャー」と言わないか心配だった。

しかし、猫達は目を合わさず見ない振りをしている。

「猫達は以外に見ない振りをして回避しているから大丈夫よ」と話していた。

まるは、猫見知りで猫好きなので気になっているのは間違いないが、おりこうさんにしていた。

 

病院から帰宅し、マルをリュックからだすと、テンションが高く走り回っていた。

これなら、また連れていけるなと安心した。

 

しかし、やはり疲れたのか寝ちゃいました。

f:id:payomaru0223:20200522075945j:plain

ぐったりのマル

 

動物病院を選ぶのは本当に難しい。

保護してから検診などで行く動物病院は決めていた。

情報を調べ、安心して任せる事のできる近所の病院を探していた。

 

いろいろ見てみるが、評価が悪いと書いてある病院がなく掻いている評価を鵜呑みにして良いのか迷った。

なので私は、近所の人が通っている病院に行くことにした。

その方も猫を飼っていて点滴等に通っているらしい。

 

私はマルを譲渡してもらったら必ずマイクロチップを入れる事を決めていた。

もちろん首輪でも良いが、災害時に急激に痩せてしまうと外れてしまう事もある。

と聞いていた。

脱走してしまった時も同様だと思う。

 

病院に行き先生に確認した。

マイクロチップを入れたいのですが、身体に不都合なことはありますか?」と。

先生は、「マイクロチップをいれた子で問題があった子は私の経験では一度も無い。」

その言葉を聞き安心した。

 

早速お願いして検診、血液検査などをしてもらい。

後日結果を聞くことにした。

結果は何事も無く健康評価を頂いた。

ただ、体重がちょっと多いので療養食に変えた方が良いと言われ、サンプルを沢山頂いて帰宅した。

ちゃんとカリカリのサンプルを食べてくれるのか不安もあったが、満腹感サポートというのだけは進んで食べてくれた。

価格が病院で購入すると2リットルで4500円かかる。

しかし、このまま高カロリーの餌をあげ続けると、糖尿病になる可能性もあるそうだ。

なので、健康を考えて満腹感サポートをあげていく事にした。

 

半年が経ち、高齢ということもあり念の為に検診を先生に申し出た。

良く病院のポスターに「高齢になったら半年に一度は検診を受けましょう」とある。

マルは保険も入っていたので、そんなに気にする事もないがしないに越した事はないと思った。

 

しかし、先生からは困惑の表情でこう言われた。

「もちろん、検診を半年毎にするのも良いのだけど、無理にすることはないのですよ」と。

「ん?」私は意味がわからず聞き返した。

「じゃあ、今はまだしない方が良いんですか?」

すると、「しても良いけど、しなくても大丈夫ですよ。した方が良いと言うならしますよ」

一体何なんだろう!しなくてもいいならポスターは貼らないで欲しいと思った。

私は、今日はせっか来たのだから検診して頂く事にした。

 

他に患者さんは居なかった。

先生は起きたてのような様子でお疲れな感じもあり、申し訳ないなと思ったが信頼していた先生でもあったので大丈夫だろうと思った。

 

しかし、今日は全く違った。

検温が終わり、血液検査の針を刺すとなかなか血が採れなかった。

マルはあまりにも痛かったのだろう。鳴き叫んでいた。

こんな事ははじめてだった。

 

いつも無事に鳴く事も無く終わるのに、あまりにマルが可哀想だった。

その時にいろんな思いが込み上げてくる。

 

「病気でもないのに検査させるな!疲れているんだよ!ちょっと痛い思い させれば検診来ないだろう」

と、有りもしない相手の気持ちがどんどん湧いてきた。

 

私は、その瞬間に「もう二度とこの病院には行くのはやめようと決めた。」

それは、この動物病院がマルの健康を願ってはいないんだと思ってしまったからである。

信頼していたのに悲しくて仕方なかった。

 

猫は何をされるかわからない。

少しでも恐怖心を与えないようにして欲しい。

あたりまえだと思うが違うのだろうか。

 

結局、近所の病院を探し始めたが見つからない。

ならば、電車となりちょっと遠いが信頼出来る病院のほうが良かった。

 

これからは、マルと何かあれば通うことになるだろう。

 

家で猫ちゃんを飼っている方々は、どうやって信頼出来る病院を探していますか?

 

会う病院に出会うのは難しいんだなと実感しました。