野良猫まあちゃん
猫の気持ち
近所の何処でも、野良猫のふん被害は起きているだろう。
どの猫がしているかは誰も知らない。
うちの近所でふん被害が多発し、近所が騒がしくなった。
猫好きの私からすれば、人間の便に比べれば全く気にはならなかった。
しかし、猫嫌いの人にとっては大迷惑と言う事だ。
付近に住む住人は洗剤を撒いてみたり、もしかしたら犬かも知れないと立て看板を作り飼い主に訴えてみたり、監視カメラをつけ早朝から張り込みをしたり、苦労も多いだろう。
だが、私が疑問に思った事がある。
糞があったとしても直ぐには取らず放置されていた。
臭いはしまくり、でも誰も取らない。
早朝私が回収するが、誰も気がつかない。
今日は無かった。で終わりである。
あれば諦めず対策を考える。
日本人は本当に真面目である。
野良猫はいろんな物を食べるから固いうんちをする。
犬の飼い主がリードを外して便だけさせて帰って行く。
など、都市伝説満載のようなエピソードがじゃんじゃん沸いている。
結局、監視カメラに写っていた猫だと確信すると近所で対策を考え始める。
ここでわかったことは、動物世界には土地は生き物すべてのものである。
私有地もなければ公道もない。
なぜ、うちの庭にうんちが!うちの駐車場にうんちが!なんて言えるのだろうと思う。
道に痰を吐いたり、タバコの吸い殻を捨てたり、立ち小便をしたり。
猫の振り見て、我が振り直せである。
人類は勝手な生き物であると思い知らされる。
動物には関係ない話なのである。
自然現象なのだから。
しかし、そんな常識に近い事も理解されず猫達はうんちも自由に許されず、追い詰められている。悲しい現実だ。
だんだん、あの猫だ保健所に電話するなどの噂が私の耳にも入り、高齢猫のまあちゃんを保護しようと決意した。
まあちゃんは、かなり歳をとっているのか歩くのもゆっくり、物静かな猫だった。