まあちゃん吐く。
まあちゃんは淋しがりやさん?
今朝のまあちゃんは、咳はしていたが元気だった。
お腹がすいているので「にゃーにゃー」と言って2階にいる私を呼ぶ日が多くなった。
私的には嬉しい事だが、マル、ロン、チョコの餌も同時進行になってしまい、優先順位をつけるしかない。
先住猫のマルに最初にあげた後、ロンとチョコが来ていたら外に餌を置き、その後まあちゃんに餌を持って上がる。
ほんとならば、まあちゃんがマルの先だがまあちゃんは慣れさせる為にも見守りしながら食べさせているので時間がかかり、外猫ちゃんたちを待たせると鳴き叫ぶので先にあげてからまあちゃんとなってしまう。
早朝の3時から、大忙しだ。
まあちゃんはカリカリを置き、夜中に小腹が空いたときに食べられるようにと思い少量置いておいたが、ウエットフードが大好きなので待っている。
私が餌を持ってあがると一目散に食べ始める。カリカリと違って噛む事もなく飲んでいるようで、ちょっと心配していたが外猫時代はそんなのんきな事言っていたら食いっぱぐれてしまう。
なので、見守ることにした。
最近食べる量も増えていたので、出来るだけまあちゃんが食べやすい高齢猫用の餌に変更していた。
一気に食べ終わり、ハウスに戻って行ったのでトイレを片付けて
「まあちゃん食欲あれば大丈夫だね」と言い下に降りた。
暫くして、水を替えていないことに気づき3階へ上がった。
すると、まあちゃんがトイレからハウスに戻ろうと歩いているところだった。
私は「まあちゃんうんちしたのかな?」と部屋に入ると大量の嘔吐物があった。
食べたものが大量に吐かれてあり、部屋の真ん中にもあった。
まあちゃんは申し訳なさそうな顔で私を見ていた。
「まあちゃん、大丈夫?食べすぎちゃったのかな?」
と声をかけて片付けた。
後ろで見ていたまあちゃんはきっと不安だったのだろう。
片付けている間、後ろで「にゃーにゃー」鳴いていた。
今日はまだうんちをしていなかったので、そのせいもあり吐いてしまったのかも知れない。私もちょっと餌をあげすぎてしまったと反省した。
トイレで吐いていた事もあり特に汚れることもなかった。
まあちゃんは本当にキレイ好きなんだなと確信した。
気持ちが悪いのに頑張ってトイレまで行ったのだろうと思う。
この日も暑く吐いた後グッタリしていたので、脱水も気になったがとりあえずゆっくり寝かせることにした。
昼になり様子を見に行くと「にゃーにゃー」とちょっと弱めな声で鳴いた。
「まあちゃんだいじょうぶかな?」と声を掛け、水分補給のおやつを器にい入れて、
「まあちゃん、これ食べれるかな?」と前に置き様子を見たがハウスからは出てこなかった。
とりあえず、置いたままにして退出して様子を引き続き診ることにした。
気になって気になって仕方なかったが、私が行くと眠れないと思い我慢した。
夕方になり、薬も飲ませなきゃ行けないしと思い3階にあがった。
まあちゃんは、座布団で作った大きめのベットにいた。
まあちゃんは夕方になっても元気は戻らなかった。
夕食の餌を出すが、あまり食べなかったので薬を少量のウエットフードに混ぜてかつを節をかけると何とか食べてくれた。
トイレに行っている様子も無いので心配はかなり増していた。
夜中にお腹が空いて食べるかもしれないと思い、かりかりを水容器の隣に置きその日はそっとしておくことにした。
次の日、まあちゃんは階段の踊り場にいた。
私の顔を見るなり「にゃーにゃー」と言っていた。
「あー良かった少しは元気になったんだね」と安心した。
ご飯を置くとパクパクと食べ始めたが、いつもの量の半分でハウスに戻った。
「今日はあまり一度に食べない方がいいかもね」と声を掛けた。
昨日置いておいたカリカリは減っていなかった。
調子はまだ良くないのだなと思い退出した。
昼近くになり、3階からまあちゃんが鳴くのが聞こえた。
行ってみると私の方へ歩いて立っている。
「あっお腹がすいちゃったのかな?」と言いながらトイレを見るとうんちをしていた。
良かった。調子が戻ったようだ。
急いで缶詰とカリカリを持って行くと食べ始めた。
まあちゃん自身も食べすぎには注意していたようで、カリカリは食べなかった。
食べ終わるとハウスに戻ったが、私が下に降りるとまた鳴いていた。
どうしたかなと見てみると、私の顔を見て鳴いていた。
きっと、まあちゃんも不安だったんだろう。
私はそう思い、暫くまあちゃんの部屋でまあちゃんを見守る事にした。
まあちゃんを近くで見ている事が今まで無かったが、あることに気がついてしまった。
まあちゃんの片方の白い耳の上部に小さく切り込みが見えた。
良く確認してみると、何とV字にカットしてあるではないか!
とにかくビックリした。
それじゃあ、まあちゃんは一度捕獲されて避妊手術去れていた事になる。
それなのに、また捕獲と言う怖い目に2度もあってしまったと言うことになる。
まあちゃんは怪我もしていたし、風邪気味だったので病院へ連れていくために私は捕獲したが、生きていて2度も恐怖を与えてしまって可哀想で仕方なかった。
V字カットは浅いと判断がつきにくいとは聞いていたが、
「まさか!まあちゃんが!」と絶句した。
まあちゃんは、そんな怖い目に合わせた人間に心を開いてくれるだろうかと急に自信がなくなった。
でも、絶対幸せにしなければいけないと再確認したのであった。