まあちゃん家猫修行。
まあちゃんは家族の一員だ!
まあちゃんが来て1ヶ月がたった。
まあちゃんは相変わらずキャットハウスから出てこない状態だった。
ただ以前よりは奥には居らず、顔を前の方に出していた。
ご飯の時も「まあちゃん」と行くと、「にゃにゃ」とかわいい声でないていた。
まあちゃんは外に居るときは他の子と同じ栄養はあまり考えずにあげていたが、今はうちの家族の一員となりちょっとランクが上がった。
カリカリは歯が弱くなったせいか、丸飲みしてしまい吐くことが多かった。
「あ~吐いちゃうから少しでも良く噛まないとだめだよ。まあちゃん」
と、言うが通じるはずもない。
固いのなら少しカリカリをふやかしたらどうだろうと思い試したが、ほとんど食べなくなり、セミナーの人に相談してみた。すると、、、
「人が餅をふやかして食べても美味しくないように、猫だって同じでしょ。
不味いでしょ」
と言われた。
私は確かにそのままの方が食い付きが良かったし、まあちゃんが一生懸命食べているのだから、しばらく様子を見ようと思った。
翌朝、そのままの状態のカリカリを出すと、キャットハウスから直ぐに出て
まあちゃんは完食した。
しかし、このまま粒が固い物をあげるのは心配だった。
なので、まあちゃんに合うカリカリを探すことにした。
中が柔らかい物なら良いかと出してみるが好まない。
ちょっと値段は上がるが、中が柔らかく小粒のものがないか探してみるとあったのだ。
まあちゃんが食べるかどうかの心配もあった。
それは、プレミアムフードだった。
今マルがダイエットで食べさせているが、まあちゃんもとなると金銭的な問題もある。
とりあえず、少量の袋入りを購入し出してみた。
さすが、プレミアムフード!まあちゃんまっしぐら!だった。
もしかして、初めだけでその内に飽きてしまうかもと思っていたが、全く変わらず、まあちゃんはご飯の時間になると催促の叫び鳴き声で私を呼ぶようになった。
「あ~、仕方ないか。やっぱりまあちゃんが食べたいものをあげるのが一番だしな」 と思い、ホームセンターに追加分を買いに行った。
ご飯は必ず水を飲むが、飲む回数が多いため茶碗では追い付かない。
タッパウエアの大きいものに替えて好きなだけ飲めるように配慮した。
まあちゃんがキャットハウスを使うようになってから1ヶ月が過ぎた。
まあちゃんのハウスの中は毛だらけで猫砂もあちこち付いていた。
最近は春の陽気で今使用しているモコモコのケットは暑いのだろう。
でも、まあちゃんには他に逃げ込む場所が無かった。
次第に毛がだんだん剥げてきていた。
まあちゃんがストレスになり無理に出すわけにもいかない。
だとしたら、もう一つハウスを用意してそっしに移動してくれるのを待とうと思った。
早速購入しようと思ったが、昨年何回か使ったマルのかまくら型のハウスが玄関にあった。
入り口がのれんのように隠れる用になっていたが、奥が長いためこのままでは、まあちゃんの様子が全くわからなくなる。
それでは困る。
なので、入り口ののれん部分を切り見えるようにした。
早速まあちゃんの部屋に置いてみた。
入らない。なかなか入らなかった。
「仕方ないかな。マルの臭いもあるし。」と思いながらしばらく放置した。
何日か経って掃除に向かうとキャットハウスにまあちゃんがいない。
周辺をさがしても見当たらない。
もしや、何処からか逃げてしまったのかと2階に行き探すがいない。
途方にくれていると、あのかまくらの中の奥にまあちゃんがいた。
こっちを見つめている。
「あ~良かった!まあちゃんそこに居たのね!」
と言いながらも、のんびりしていられない。
今のうちにキャットハウスを掃除しなくてはと新しい敷物と埃取りのクルクルを取りに2階へ走った。
部屋に戻るとまあちゃんはまだハウスに移動していなかった。
綺麗に掃除をして、「まあちゃん終わったよ」と言い下に降り夕食をもって上に戻ると、早々とまあちゃんはハウスに入っていた。
かなり我慢していたのだろう。
まあちゃんはほんとに綺麗好きである。
日中はキャットハウスの中で過ごしているが、夜間のまあちゃんは全く違う行動をしていた。
2ヶ月が経ち、夜中に爪とぎの音が度々するようになった。
それは、まあちゃんである。
まあちゃんの部屋には爪とぎが3ヶ所ある。
しかし、それではなく私の寝室にある、マルの爪とぎをするようになっていた。
普通ならうるさいだろうと怒り浸透の方も多いだろう。
でも、うちは夫婦揃っての猫大好き夫婦である。
早朝、3時30分から餌やりはあるし主人は5時30分に仕事にいく。
それなのに、丁度夜中の12時頃から、まあちゃんの激しい爪とぎ。
それに反応して階段を走り回るマル。
夜間大運動会の開催!まさに!
ですが、私たち夫婦はその生き物の大運動会が起きる度に、
「人間以外の生き物が動いてるっていいね!」
と言いながら寝ているのである。
朝、まあちゃんに「おはよう」と言い下に降りるとマルが無造作に歩いている。何も気にせずに居る。
それだけがホントに幸せだなと感じるひとときなのでした。
それなのに、うちの旦那がやらかしてしまった。
まあちゃんは、私には少しずつだが慣れてきていた。
旦那は大きく声もずぶとい。なので、まあちゃんの警戒は半端無かった。
どうしても仲良くなってナゼたかった旦那は、まあちゃんの部屋に入り
「まあちゃんまあちゃん」といってハウスを覗き込み見つめていたという。
案の定まあちゃんは驚き、シャーシャーを連発。
まあちゃんはまたハウスからなかなか出てこなくなってしまったのである。
ホントに猫の気持ちを台無しにしてしまう困った旦那様であった。
今現在は、出てきてくれて階段の踊り場で叫び鳴きをするのが、まあちゃんの日課となった。
自由が一番!